レストラン服装の正解|女性におすすめのコーデとマナー
レストランの服装は「場所×時間×同行者」で決めるのが正解
レストランに行く日の服装は、店の格と時間帯、そして誰と行くかの3点で決めると迷いません。高級ホテルのダイニングや料亭ではフォーマル寄り、落ち着いたビストロやダイニング、友人と立ち寄るカジュアル店なら上品なきれいめ合わせが安心です。迷ったときの基本は、膝下丈ワンピースに閉じたつま先のパンプス、小ぶりのバッグとベージュストッキング。清潔感と華やかさを両立できます。この記事では、ドレスコードの確認方法と「平服」の正しい捉え方、露出や素足、スニーカーなど避けたいNG例を先に整理し、ホテルレストラン、料亭、カジュアル店それぞれの女性向けコーデを実例で紹介。短時間で判断できる基準と、よくある疑問への答えもまとめています。
レストランの服装は「店の格・時間帯・同行者」で決めれば迷わない
レストランの服装で迷ったときは、「店の格」「行く時間帯」「一緒に行く相手」の三つを基準にすると、大きく外すことはありません。高級ホテル内のレストランと街のビストロでは、求められるきちんと感が自然と変わりますし、同じお店でもランチとディナー、仕事の会食とデートではふさわしい印象も少しずつ違ってきます。
この章では、まずレストランの格を見分ける簡単なサインを押さえたうえで、昼と夜で変える「きれいめ度」の目安、そして会食やデート、友人や家族との食事など、同行者別にどこまで整えれば安心なのかを整理します。
店の格を見分ける3つのサイン(ホテル/料亭/ビストロなど)
レストランの格を知るには、専門的な知識よりも「場所」「価格帯」「店内写真」という三つのサインを見るのがいちばん簡単です。まず場所として、高級ホテル内や老舗の建物に入っているレストラン、格式ある料亭などは、それだけである程度フォーマル寄りの服装が求められると考えてよいでしょう。逆に、街角のビストロやカジュアルダイニング、商業施設内のフロアの一角にある店は、きれいめカジュアル程度の装いがベースになります。
次に、メニューの価格帯も目安になります。コース料理が中心で一人あたりの金額が高めのお店ほど、レストランの服装もきちんと整えておくと安心です。最後に、公式サイトや予約サイトに掲載された店内写真をチェックします。白いテーブルクロスやキャンドル、席と席の間にゆとりのある落ち着いた雰囲気なら、ワンピースやセットアップなど少しあらたまった装いが似合います。一方、木のテーブルやカジュアルな椅子で、にぎやかな表情が伝わるお店なら、普段より少しきれいめなレストランコーデで十分です。
ランチとディナーで変える“きれいめ度”
同じレストランでも、ランチとディナーでは「ちょうどよく見える服装」が少し変わります。昼の時間帯は自然光が入り、全体の雰囲気も明るくカジュアル寄りになりやすいため、清潔感のあるワンピースやブラウスとスカートなど、通勤より少しきれいめ程度の装いでもなじみます。色も、淡いベージュやライトグレー、くすみピンクなどやわらかなトーンを選んでも浮きにくく、気負いすぎないおしゃれとして映えます。
ディナータイムは照明が落ち着き、特別感のあるムードになります。そのため、同じ服装でも色を少し深めにしたり、アクセサリーを一つ足したりして、昼より一段階だけきちんと感を高めるとバランスがよくなります。たとえば、ランチではカーディガン合わせにしていたワンピースを、夜はコンパクトなジャケットに替える、シンプルなパンプスを少し光沢のあるものに替えるといった小さな変化で十分です。「昼は軽やかに、夜は少しだけドレスアップ」が、レストランの服装を選ぶときのわかりやすい基準になります。
同行者別の正解ライン(会食/デート/友人/家族)
レストランの服装は、誰と行くかによっても「ちょうどよさ」が変わります。仕事の会食や取引先との食事では、自分だけ浮かないことが最優先です。落ち着いた色味のワンピースやセットアップにジャケットを合わせ、丈は膝下、足元はつま先の閉じたパンプスを選ぶと、信頼感のあるきちんとした印象になります。アクセサリーや小物も控えめにとどめると、公私の線があいまいにならず安心です。
恋人との記念日ディナーや夫婦での特別な日は、少しだけ華やかさを足してもよい場面です。レースやツイード、さりげない光沢のある素材を選ぶと、女性らしさをきれいめに表現できます。色も、自分に似合う深い色を選ぶと、写真に残しても素敵に見えます。友人との食事会なら、会話や写真を楽しむシーンが多いので、デザイン性のあるブラウスや柄ワンピースなど「少しテンションの上がる一枚」を選ぶのもおすすめです。
家族との外食では、動きやすさと清潔感のバランスが大切です。小さいお子さまがいる場合は、座ったり立ったりがしやすく、汚れてもさっと拭ける素材を選ぶと安心できます。そのうえで、色や小物でほんの少しだけきれいめ要素を足せば、「家族との時間をていねいに楽しむ大人のレストラン服装」として、どの世代から見ても好印象なスタイルになります。
まず確認したいドレスコードと「平服」の正しい意味
レストランの服装で迷いやすいのが、「ドレスコード」と「平服」という言葉です。むずかしく感じますが、実は大まかなレベル感だけつかんでおけば十分。フォーマル、セミフォーマル、スマートカジュアルのおおよその雰囲気と、「平服=普段着」ではないことを知っておくだけで、レストランの服装選びはぐっと楽になります。この章では、主なドレスコードの目安と、招待状などでよく見る「平服」の正しい意味、そしてドレスコードが書かれていないお店での考え方を整理します。
主なドレスコードの種類と目安(フォーマル〜スマートカジュアル)
ドレスコードは、「この場にはこれくらいのきちんと感で来てください」という目安を示す合図です。細かい決まりがあるわけではなく、あくまで「雰囲気」を合わせるためのものと考えると、気持ちが少し楽になります。
フォーマルは、もっともあらたまった装いを指します。結婚式や格式の高いパーティーなどで求められることが多く、長め丈のドレスや上質な生地を使ったワンピースなど、特別感のある服装が中心です。レストランでも、晩さん会や公式な場を兼ねた食事ではフォーマルに近い服装が求められることがあります。
セミフォーマルは、高級レストランやホテルダイニングでの会食でよく選ばれるレベルです。膝下丈のワンピースや、きれいめなセットアップ、ジャケットを合わせたコーディネートなど、「きちんと感」と「動きやすさ」のバランスが取れた装いが目安になります。色はネイビーやブラック、ベージュなど落ち着いたトーンが基本ですが、場の雰囲気に合わせて、少し華やかな色を取り入れても問題ありません。
スマートカジュアルは、きれいめな私服に少しだけあらたまった要素を足したイメージです。たとえば、ブラウスとスカート、きれいめニットとセンタープレス入りのパンツなど、通勤にも使えそうなきちんと感のあるコーディネートが該当します。レストランの服装としては、街のビストロやカジュアルなダイニングでちょうどよいレベル感です。「Tシャツとデニムより一段階上、セミフォーマルより少し日常寄り」と覚えておくと、選ぶときの基準になります。
「平服」と書かれている時の服装例
招待状や案内文に「平服でお越しください」と書かれていると、「普段着でいいのかな?」と考えてしまいがちですが、ここでいう平服は「礼服ほどではないが、きちんとした服」という意味です。ジーンズにスニーカーのようなラフな普段着ではなく、略礼装に近いイメージを持っておくと安心です。
女性の場合、膝下丈のワンピースは平服としてとても使いやすいアイテムです。無地や控えめな柄で、あまり肌を出さないデザインを選ぶと、レストランの服装としてもきれいにまとまります。ブラウスとスカートの組み合わせも平服の範囲に収まりますが、カットソー素材よりも、少しハリのあるきれいめな生地を選ぶと、ぐっとあらたまった印象になります。
色は、黒・ネイビー・ベージュ・グレーなど、落ち着いたトーンが基本ですが、お祝いの席や明るいレストランであれば、淡いピンクやライトブルーなどを取り入れても問題ありません。胸元が大きく開きすぎている服や、丈の短いスカート、透け感が強い素材は避け、アクセサリーや小ぶりのバッグでさりげなく華やかさを添えるのが、平服としてちょうどよいバランスです。
ドレスコード不明な時の確認ポイント
迷った日の女性の基本コーデ(これなら外さない正解セット)
「どの店にも、どのシーンにもそこそこ合う服が知りたい」という方のために、迷った日に頼れる“正解セット”を用意しておくととても心強いです。特にレストランの服装は、華やかさよりも「清潔感」と「きちんと見えるかどうか」が第一条件。そこに自分らしさを少しだけ足すイメージで組むと、どの年代の女性にも似合います。この章では、ワンピース派とパンツ派、それぞれの基本コーデの考え方と、仕上がりを左右する靴・バッグ・ストッキングの整え方をまとめます。
ワンピースで作る“きちんと見え”の鉄板
レストランの服装に迷ったとき、一番頼りになるのが膝下丈のワンピースです。一枚でコーディネートが完成するうえ、合わせる小物次第でランチにもディナーにも対応できます。丈は立ったときに膝が隠れ、座っても太ももが見えない長さが安心です。体のラインを拾いすぎない、ややストレート寄りか、裾にかけてほんのり広がるシルエットを選ぶと、スタイルアップしながら上品な印象になります。
色はネイビー、ブラック、チャコールグレーなどのシックな色を一枚持っておくと万能です。もう一枚用意するなら、ベージュやグレージュ、くすみピンクなど、肌なじみの良い淡いトーンを選ぶと、やわらかな雰囲気のレストランにもよく合います。デザインは、胸元の開きが控えめで、袖丈は五分から長袖が安心です。さりげないタックや切り替え、素材の表情でほどよい華やかさを出すと、写真に写ったときもきれいに見え、きちんと感と女性らしさの両方を叶えてくれます。
パンツ派でも上品に見せるコツ
パンツスタイルが好きな方も、少し選び方を工夫すればレストランにぴったりのきれいめコーデが作れます。ポイントは「シルエット」と「素材感」です。ボトムは、センタープレス入りのテーパードパンツや、落ち感のあるワイドパンツなど、脚のラインをほどよくまっすぐ見せてくれるデザインを選びましょう。ハリのある生地やとろみ素材を選ぶと、立ち姿も座ったときの姿もきれいに見えます。
トップスは、少し光沢のあるブラウスやコンパクトなニットがおすすめです。首元は詰まりすぎず、開きすぎないラインにすると、顔周りがすっきり見えながら上品な印象にまとまります。前だけ軽くタックインしてウエスト位置を見せると、スタイル全体がすらりとした印象になり、パンツでも十分女性らしい雰囲気が出せます。足元は、ローヒールでもかまわないので、つま先の閉じたパンプスを合わせると、カジュアルすぎないレストラン向きのパンツコーデに仕上がります。
小物と色で整える方法(靴・バッグ・ストッキング)
同じ服でも、靴やバッグ、ストッキングの選び方で「きちんと見え度」は大きく変わります。レストランの服装としては、つま先の閉じたパンプスが基本です。ヒールは三〜五センチほどあると、脚がきれいに見えつつ無理なく歩けます。エナメルやスムースレザー調など、表面がなめらかな素材を選ぶと、ほどよい光沢が加わり、足元から上品な印象を添えられます。
バッグは、必要な荷物が入る程度の小ぶりなサイズが理想です。大きなトートバッグやリュックはどうしてもカジュアルに見えやすく、店内での置き場所にも困ることがあるため、できれば避けたいところ。ハンドバッグやショルダーバッグなど、きれいめなデザインを一つ持っておくと重宝します。ストッキングは、素肌になじむベージュ系がもっとも無難です。色ムラや伝線は意外と目に入るので、出かける前に一度鏡でチェックし、予備を一足バッグに入れておくと安心です。靴・バッグ・ストッキングを整えておくだけで、シンプルなコーデでもレストランにふさわしい“きちんと見え”に仕上がります。
高級レストラン・ホテルダイニングの服装
高級レストランやホテルダイニングでは、日常より一段階丁寧な装いが求められます。ただ、「ドレスアップしなきゃ」と構えすぎず、落ち着いた華やかさを意識すれば十分です。大切なのは、丈・素材・色の選び方で上品さをつくり、アクセサリーや羽織り、肌の見せ方で華やかさを微調整すること。この章では、女性のセミフォーマルスタイルの具体例と、高級レストランで好印象を与えるアクセや羽織りの使い方、さらに季節ごとの注意点を整理して、安心して出かけられるコーディネートのヒントをご紹介します。
セミフォーマルの具体例(丈・素材・色の選び方)
高級レストランやホテルダイニングでは、かしこまりすぎない範囲で「きちんと感と品のある華やかさ」を備えたセミフォーマルが基本です。まず丈は、膝がしっかり隠れる膝下丈から、ふくらはぎの中間あたりまでが安心です。立ち姿はもちろん、椅子に座ったときにも脚のラインが出にくく、どの年齢層から見ても好印象なバランスになります。
素材は、やわらかなとろみのある生地や、ツイード、ジャカード、上品なレースなど、光の当たり方でさりげなく表情が出るものがおすすめです。シワになりやすい薄いカットソーよりも、少し厚みのある生地のほうが、写真に写ったときにも高級感が出ます。
色選びは、ネイビーやダークグリーン、チャコールグレーなどの落ち着いた深みのある色を一枚持っておくと万能です。もう少しやわらかな雰囲気にしたい場合は、ベージュやグレージュ、くすみピンクなどのニュアンスカラーも高級レストランになじみます。全身を淡い色だけでまとめるとぼやけて見えることがあるので、靴やバッグを濃いめの色で引き締めるなど、どこか一箇所に深い色を入れると全体が整って見えます。
華やかさの足し引き(アクセ・羽織・肌見せ)
同じワンピースでも、アクセサリーや羽織り方、肌の見せ方次第で印象は大きく変わります。高級レストランでは「華やかだけれど、やりすぎていない」状態を目指すと失敗しにくくなります。
アクセサリーは、まず一つ「主役」を決めます。パールネックレスや小粒の一連パール、上品な揺れイヤリングなど、どれか一か所にポイントを置き、それに合わせて他を控えめにするとバランスが取りやすくなります。ネックレス・イヤリング・ブレスレット・リングのすべてをボリュームのあるものにすると、レストランの落ち着いた雰囲気から浮いてしまうことがあるので注意しましょう。
羽織りは、カーディガンよりもコンパクトなジャケットやきれいめなショールの方が、セミフォーマルらしい印象になります。気温差がある場合は、行き帰りはコート、レストラン内では軽めの羽織りと、二段構えで考えると快適です。
肌見せは、「少しだけ」が上品に見えるポイントです。胸元は開きすぎない浅めのVネックや、デコルテがほどよく見えるラウンドネックが安心です。ノースリーブの場合も、肩がしっかり出るものより、肩先が少し隠れるデザインのほうが落ち着いた印象になります。露出を控えめに抑え、その分アクセサリーや素材で華やかさを足すイメージで整えると、高級レストランの空間になじむ装いになります。
季節別の注意点(冬アウター/夏の冷房対策)
高級レストランでは、季節に合わせた装いも大切なマナーのひとつです。特に冬のアウターと夏の冷房対策は、意外と見落としがちなポイントです。
冬は、会場までの移動で着るコートが全体の印象を左右します。ボリュームのあるダウンやカジュアルなマウンテンパーカーは、防寒性は高いものの、高級レストランの雰囲気とは少しミスマッチになることがあります。ウールコートや、きれいめなノーカラーコートなど、シンプルで上質感のあるアウターを選ぶと安心です。コートを脱いだときにシワになりにくいワンピースやセットアップを選んでおくと、着席した後もきれいなシルエットを保てます。
夏は、外の暑さとは対照的に、店内は冷房が効いていることが多く、ノースリーブ一枚だと冷えやすくなります。薄手のジャケットやボレロ、肩にふわりと掛けられるショールなど、一枚羽織れるものを用意しておくと安心です。また、ノースリーブのワンピースを選ぶ場合でも、ストールを合わせるだけで露出感がやわらぎ、レストランの服装としてのきちんと感も高まります。
季節に合った素材や羽織りを意識しつつ、「店内にいる時間」を基準にコーディネートを考えると、高級レストランやホテルダイニングでも快適に過ごせるスタイルがつくれます。
ティアード ワンピース(HUIT bouquet)¥13,200(税込)
生地を贅沢に使用した、歩くたびに裾が揺れる美しいシルエットのワンピース。清楚で品のある雰囲気が、高級ホテルのレストランにもふさわしい一着です。冬はファージレやきれいめアウターを重ねて、暖かさと華やかさを両立させたスタイルをお楽しみいただけます。
ボンバーヒート Aライン ワンピース(HUIT bouquet)¥14,080(税込)
滑らかな肌触りと優れた保温性を備えた、包み込まれるような着心地のワンピース。ほんのりフレアに広がるAラインシルエットが体のラインをさり気なく整え、高級ホテルでのディナーシーンにも品よく溶け込みます。繊細なネックレスやイヤリングを合わせれば、さらにエレガントさが引き立ち、特別な夜にふさわしい装いに仕上がります。
パール付き カシュクール ワンピース(Liala×PG)¥12,100(税込)
胸元にパールをあしらった、着るだけできちんと感がアップするアクセサリーいらずのワンピース。体にフィットするシルエットで、女性らしさを強調します。着丈はやや長めで、きちんとしたシーンにもフィットします。
料亭・和食店で浮かない服装マナー
料亭や落ち着いた和食店では、洋風レストランとは少し違ったポイントに気を配る必要があります。畳の座敷や掘りごたつ、障子や木のしつらえなど、静かな和の空間では、服装も「華やかさ」より「馴染みのよさ」と「所作の美しさ」が大切です。丈やシルエットを間違えると座ったときに着崩れしやすく、色や素材が場の雰囲気から浮いてしまうこともあります。この章では、座敷や個室で気をつけたい丈とシルエット、和の空間になじむ色と素材、そして所作がきれいに見えるアイテム選びのポイントを整理します。
座敷や個室で気をつけたい丈とシルエット
料亭や和食店では、椅子席だけでなく座敷や掘りごたつに通されることも多く、立った姿だけでなく「座ったときの見え方」も大切です。スカートやワンピースは、椅子よりもさらに丈に余裕があるものを選びましょう。目安としては、立ったときにふくらはぎの真ん中〜足首にかかるくらいのミモレ〜ロング丈が安心です。座ったときも足元が隠れやすく、裾を気にして何度も引っ張る必要がないため、所作も自然に見えます。
シルエットは、脚や腰まわりを締め付けすぎない適度なゆとりのあるデザインがおすすめです。タイトスカートや細身すぎるパンツは、座ったときに裾が上がりすぎたり、動きづらさにつながることがあります。Aラインやフレア、ワイドパンツなど、体のラインを柔らかく包み込む形を選ぶと、立ち座りの動作もスムーズです。トップスも、腕が上げやすく、かがんだときに胸元が見えすぎないものを選ぶと安心。動きやすさと上品さの両方を意識すると、料亭らしい落ち着いた雰囲気になじむ装いになります。
和の空間に合う色と素材
木や畳、和紙など自然素材が多く使われている料亭や和食店では、服装もその空気感になじむ色や素材を選ぶと、空間全体が美しくまとまって見えます。色は、ベージュ、グレージュ、カーキ、深いグリーン、茶系、紺など、自然を思わせる落ち着いたトーンがよく似合います。真っ白や原色に近い鮮やかな色は悪目立ちしやすいので、使う場合は面積を小さめにし、バッグや小物で差し色にする程度にとどめると上品です。
素材は、光沢が強すぎるサテンやスパンコールなどよりも、マットで程よい質感のある生地が向いています。ウールやツイード、ジョーゼット、しなやかなニットなど、表情がありつつも派手になりすぎない素材がおすすめです。柄物を選ぶ場合は、大きなロゴや派手なプリントではなく、小花柄や細かいチェックなど、控えめで上品なものを選ぶと、和のしつらえと調和します。「景色の一部としてなじむかどうか」を基準にすると、料亭や和食店にふさわしい服装がイメージしやすくなります。
所作がきれいに見えるアイテム選び
料亭や和食店では、服そのものだけでなく「動いたときの見え方」も印象を左右します。たとえば、袖口がひらひらと大きく広がるデザインは華やかですが、料理を取り分けたりお茶をいただいたりする場面では、袖が食器に触れてしまう心配があります。手首が見える程度のすっきりした袖丈や、細めのカフスですっきり収まるデザインを選ぶと、所作がきれいに見えるうえ、食事の邪魔にもなりません。
足元は、脱ぎ履きしやすい靴が便利です。料亭では玄関で靴を脱ぎ、個室へ案内されることも多いため、ストラップや紐が複雑なデザインよりも、すっと脱ぎ履きできるパンプスやローファーのほうがスマートです。かかとが踏まれていない、かかとの内側まできちんとケアされた靴を選ぶと、脱いだ瞬間の印象も良くなります。
バッグは、大きすぎないものを一つにまとめるのが基本です。床に直置きせず、椅子や荷物置きに収まるサイズにしておくと、席の周りもすっきり見えます。全体として、立つ・座る・ひざを揃える・器に手を伸ばすなど、ひとつひとつの動きが無理なくできる服装かどうかを意識して選ぶと、場の雰囲気になじみつつ、所作の美しさが引き立つスタイルになります。
ふちフリンジツイード ラウンドネック ニット カーディガン(Liala×PG)¥9,900(税込)
和室の雰囲気にも自然になじむニットカーディガン。襟ぐりと袖口にはフリンジ状のツイードをあしらい、さり気なく表情をプラスしながらも派手になりすぎない上品な一枚です。コンパクトなシルエットでワイドパンツとも好相性。座り姿勢でも窮屈感が出にくく、料亭での食事会にも快適にお召しいただけるコーディネートが叶います。
レース 襟付き ブラウス(HUIT bouquet)¥9,790(税込)
座った姿勢でも顔まわりを華やかに見せてくれる、レース襟が印象的なトップス。ふんわりとしたシルエットで上半身の動きやすさを保ちながら、気になるお腹まわりをさり気なくカバーしてくれます。ほどよいきちんと感があり、料亭での会食はもちろん、セレモニーなど大切なシーンにも心強い一枚です。
サテン ベルスリーブ ブラウス(HUIT bouquet)¥10,450(税込)
女性らしい華やぎを添えてくれるベルスリーブブラウス。微光沢のサテンをあしらった袖口が、手元の所作まで上品に見せてくれます。身頃はマットな質感で落ち着きがあり、異素材のコントラストがさり気ないアクセントに。顔まわりをすっきり見せるキーネックは、ネックレスとも好相性です。シワになりにくい素材で、料亭での会食など長時間の席でもきれいなシルエットをキープしてくれます。
ビストロやダイニングの“きれいめカジュアル”はどこまでOK?
街のビストロやカジュアルなダイニングでは、ホテルのようなかしこまった装いまでは求められないものの、「普段着そのまま」では少し物足りないこともあります。どこまでカジュアルにしてよくて、どこからがマナー違反になりやすいのか、その境界がわかりづらい方も多いのではないでしょうか。ここでは、レストランにふさわしいスマートカジュアルの目安と、友人同士の食事で華やかに見せるコーデのコツ、仕事帰りにそのまま立ち寄る日の時短コーデ術を整理し、「ちょうどよくおしゃれ」なラインをつかみやすくします。
スマートカジュアルの境界線
ビストロやダイニングで求められる「きれいめカジュアル」は、いわゆるスマートカジュアルにあたります。イメージとしては、通勤やちょっとした外食にも着ていけるきちんと感がありつつ、フォーマルほどかしこまりすぎない装いです。トップスなら、ブラウスやニットがベースになります。無地や控えめな柄で、シワや毛玉のないものを選ぶと、清潔感がぐっと高まります。
ボトムは、カジュアルすぎないスカートや、センタープレス入りのパンツがおすすめです。デニムでも、色が濃くダメージ加工のないものであれば許容されるお店もありますが、レストランの服装として迷う場合は、きれいめな素材のパンツやスカートを選んでおくと安心です。
NGになりやすいのは、大きなロゴ入りTシャツやスウェット、ショートパンツ、ダメージデニム、スポーツサンダルなど「完全にオフの日」の印象が強いアイテムです。足元も、スニーカーの中でもシンプルで清潔感のあるデザインならOKな店が増えていますが、迷うときはつま先の閉じたフラットシューズやローヒールパンプスを選ぶと、どの店でも浮きにくくなります。
友人同士の食事で華やかに見せるコーデ
友人同士で集まるビストロやダイニングでは、かしこまりすぎる必要はないものの、「写真を撮ったときに少し気分が上がる」くらいの華やかさがあると楽しい時間になります。全身をきっちりまとめるより、きれいめベースに一点だけデザイン性のあるアイテムを取り入れると、ほどよくおしゃれに見えます。
たとえば、シンプルなブラウスに、揺れ感のあるスカートや柄スカートを合わせるコーディネート。逆にボトムを無地のテーパードパンツにして、トップスに肩フリルや袖コンシャスなブラウスを選ぶ方法もあります。色で華やかさを出したい場合は、トップスまたはスカートのどちらかをきれい色にし、もう一方はベーシックカラーで落ち着かせると、派手になりすぎずバランスが取りやすくなります。
アクセサリーは、ピアスかネックレスのどちらか一方をポイントにすると上品です。大ぶりのピアスやイヤリングを選ぶなら、ネックレスは控えめに。逆に、胸元に印象的なネックレスを持ってきたら、耳元は小ぶりにするなど、足し算と引き算を意識すると、レストランの雰囲気に合う「華やかすぎない華やかさ」がつくれます。
仕事帰りの時短コーデの作り方
平日の仕事終わりにそのままビストロやダイニングへ向かう日も多いですよね。そんなときは、朝の時点で「少し整えればレストラン仕様になる」通勤コーデを組んでおくと、着替えの手間なくスムーズに移動できます。
基本は、通勤に使えるきれいめブラウスやニットと、センタープレス入りのパンツ、または膝下丈のスカート。日中はジャケットを羽織っておき、食事の時間にはジャケットを脱いでアクセサリーを足すだけで、ぐっと華やかさが出ます。オフィスでは控えめなピアスと腕時計だけにしておき、レストランへ向かう前にネックレスや少し存在感のあるイヤリングに付け替える、といった小さな変化で十分です。
靴も、通勤時からつま先の閉じたパンプスにしておけば、履き替えの必要がありません。どうしても足を休めたい場合は、オフィスではローヒール、レストランではロッカーに置いておいた少しヒールのあるパンプスに履き替える、といった二段構えも便利です。メイクも、帰り際にリップを塗り替え、チークをひとさし足すだけで、疲れを感じさせない表情になります。「日中は仕事モード、夜はアクセとリップでお出かけモード」に切り替えるイメージで整えると、短時間でもきれいめカジュアルなレストランコーデが完成します。
ツイードMIX風 フリンジ ニット カーディガン(Liala×PG)¥11,000(税込)
フォーマルほどかしこまりすぎない、程よいきちんと感のある一枚がビストロでの食事会には最適です。友人同士の集まりには、ミックスツイードが華やかなニットカーディガンがおすすめ。ジャケットのような上品さを備えつつ、ニットならではの伸縮性で長時間着ていても窮屈さを感じにくく、リラックスした着心地でお食事の時間を楽しめます。
フロントリボン ビスチェ ニット ワンピース(le reve vaniller)¥13,970(税込)
トレンド感ときちんと感をほどよく両立した、ビストロでの食事会にぴったりのリボンニットワンピース。ベア切替風のバイカラー配色と、バスト〜ウエストにかけてのリブ編みが、着るだけでメリハリのある美シルエットを演出します。胸元のリボンディテールとゴールドボタンが、クラシカルなムードを添えつつ顔まわりを華やかに見せてくれるポイントに。もちっとした弾力のあるニットと、縦ライン×ドット柄をミックスしたフレアスカートで、長時間のディナーでも楽な着心地とすらりとした印象を叶えてくれる一着です。
パール トリミング ニット プルオーバー(Liala×PG)¥8,800(税込)
上品な大ぶりパールをネックラインにあしらったニットプルオーバー。ほどよくざっくりとしたローゲージ編みとふっくらとした肉感が、フォーマルすぎない華やかさを添えてくれます。袖口と裾はリブ仕様ですっきりとまとまり、コンパクトな丈感でスカートにもパンツにも好バランス。ビストロでの食事会はもちろん、デイリーやオフィススタイルにもなじむ、着回し力の高い一枚です。
カジュアルレストランでも品よく見せるコツ
ファミリーレストランやフードコート併設の気軽なお店など、いわゆる「カジュアルレストラン」では、かしこまりすぎる必要はありません。それでも、せっかく外で食事をするなら、ラフになりすぎず、どこかにきちんと感をしのばせておきたいところです。ポイントは、普段着を少しだけ格上げしてくれるアイテムを足すこと、デニムやスニーカーを選ぶときのラインを知っておくこと、子連れや昼の外食ならではの実用面も押さえること。この章では、カジュアルな場でも「清潔感のあるきれいめ」に見せるためのコツを具体的にご紹介します。
普段着を格上げする1アイテム
カジュアルレストランでは、全身を着飾る必要はありませんが、どこか一か所に「きれいめ要素」が入っていると、ぐっと印象が変わります。たとえば、いつものデニムにカットソーという組み合わせでも、上にさらっと羽織るのをカーディガンではなく、きれいめなジャケットやツイード調のノーカラーアウターに変えるだけで、レストランにふさわしい雰囲気に近づきます。
トップスを変えるのも効果的です。ロゴTシャツやパーカーを、シンプルなブラウスやとろみシャツ、きれいめニットに替えると、ボトムがカジュアルでも全体が引き締まります。ワンピース派であれば、Tシャツワンピではなく、ウエストに切り替えがあるデザインや、少し厚みのあるきれいめ素材のワンピースを一枚持っておくと、「近所着」と「外食用」の境目をうまくつくることができます。
アクセサリーも、普段着格上げの強い味方です。小粒のパールピアスや華奢なネックレスなど、ひとつ足すだけで「ちゃんと考えて選んだ服装」に見えます。全身を一気に変えようとせず、「どこか一か所だけきれいめアイテムに差し替える」つもりで調整すると、カジュアルレストランにちょうどよい品の良さが出せます。
デニムやスニーカーが許されるケース
カジュアルレストランでは、デニムやスニーカーも許容される場面が多くあります。ただし、どんなデザインでもOKというわけではなく、「清潔感」と「ラフすぎない雰囲気」が保てているかどうかがポイントです。デニムの場合は、色落ちが激しいものやダメージ加工が大きいものは避け、濃いめのインディゴやワンウォッシュなど、きれいめに見えるものを選びましょう。シルエットも、極端にダボっとしたデザインより、ストレートやテーパードなど、すっきり見えるラインがレストラン向きです。
スニーカーも、スポーツ感の強いボリュームスニーカーより、シンプルなレザースニーカーやローテク系のきれいめデザインが安心です。汚れや黄ばみは意外と目立つので、履く前にさっと拭いておくと印象が変わります。
また、デニム+スニーカーにする場合は、トップスやアウターで大人っぽさを足すのがコツです。とろみのあるブラウスや、コンパクトなジャケット、ロングカーディガンなどを合わせると、全身がラフになりすぎず、「カジュアルだけれどきちんとして見える」バランスが取りやすくなります。
子連れ・昼の外食で気をつけたいポイント
子連れでの外食や、明るい時間帯のカジュアルレストランでは、「動きやすさ」と「汚れても慌てない素材選び」がとても大切です。そのうえで、写真を撮ったときに自分も少し気分が上がるような、きれいめポイントをひとつ加えると、ママ・パパにとっても嬉しいコーデになります。
小さなお子さまがいる場合は、抱っこやかがむ動作が多くなるため、胸元が開きすぎないトップスや、伸縮性のある素材を選ぶと安心です。ボトムは、細すぎないパンツや、動きやすいロングスカートがおすすめ。座ったときに裾やウエストを気にしなくて済むので、食事中もリラックスして過ごせます。
色選びでは、真っ白や淡い色一色だと、汚れがついたときに目立ちやすく気になってしまいます。ベージュや杢グレー、ネイビーなど、多少の汚れが目立ちにくい色をベースにし、スカーフやアクセサリー、バッグで色を足すと、実用性とおしゃれ感を両立できます。
靴は、脱ぎ履きがしやすく、走ったり抱っこしたりしても安定感のあるものを選びましょう。ローヒールのパンプスやフラットシューズ、きれいめデザインのスニーカーなら、子どもと一緒に動き回りやすく、カジュアルレストランにもなじみます。「自分もラクでいられるかどうか」を基準にしつつ、どこか一か所だけきれいめ要素を入れると、昼の外食にもぴったりな品のあるカジュアルコーデが完成します。
ボンバーヒート フリルヘム ジャケット(HUIT bouquet)¥14,300(税込)
なめらかな肌触りと高い保温性で、“まるで着る毛布”のような着心地が楽しめるフリルヘムジャケット。たっぷりあしらったフリルがカジュアルな中にも女性らしい華やかさを添え、カジュアルレストランでの食事会にもぴったりです。トップスとして一枚で着ても、軽い羽織りとして使ってもサマになる万能デザインです。
ラメシャギー ニット カーディガン(HUIT bouquet)¥11,880(税込)
上品なラメのきらめきと、ふんわりとしたシャギーの風合いが魅力のニットカーディガン。ビジューボタンがさり気なく光を受けて、カジュアルレストランでの食事シーンにもちょうどいい大人の華やかさを添えてくれます。前後2way仕様で、カーディガンとしてもプルオーバー風にも着られるので、その日の気分やボトムに合わせて着こなし自在。シンプルなパンツやスカートに合わせるだけで、ほどよく女性らしい着映えコーデが完成します。
ハーフジップ チェック ニット ワンピース(le reve vaniller)¥15,400(税込)
バイカラーチェックが目を引く、主役級のニットワンピース。ほどよい厚みとハリのあるダブルジャカード編みで、着るだけでシルエットがすっきり整います。襟と袖口の配色が顔まわりを明るく見せてくれるので、カジュアルレストランでの食事会にもぴったり。大ぶりのチェック柄でも上品さがあり、写真映えしつつ大人らしい華やかさを演出してくれます。
ハイウエスト フレア スカート(Liala×PG)¥12,100(税込)
ハイウエストデザインで脚長効果が期待できるフレアスカート。タックからふんわりと広がるシルエットと、大きめチェック柄がコーデの主役になり、カジュアルレストランでの食事会などちょっと特別な日にもぴったりです。ウール混のあたたかな素材は、ほどよいハリ感があり、立ち姿も座り姿もきれいにキープ。シンプルなニットやブラウスを合わせるだけで、品よく華やかな大人カジュアルが完成します。
レストランで避けたいNG服装(入店拒否や浮き見えを防ぐ)
レストランの服装で一番避けたいのは、「その場だけ明らかに自分だけ浮いてしまうこと」と、「お店の方に入店を断られてしまう可能性がある服装」です。お店ごとに雰囲気やルールは違いますが、共通してNGになりやすいポイントはいくつか決まっています。特に注意したいのが、露出や透け感が強すぎるアイテム、サンダルやスニーカー・素足など足元の印象、そして食事の場に合わない素材やデザインです。この章では、うっかりやってしまいがちなNG例と、その理由を具体的に押さえておきましょう。
露出・透け・短すぎ丈がNGになりやすい理由
レストランは、食事を楽しむための場であると同時に、他のお客さまと空間を共有する「公共の場」でもあります。そのため、露出が多すぎる服装や、肌の見え方が気になってしまうアイテムは、どうしても場違いな印象になりやすく、場合によってはドレスコード違反と受け取られてしまうことがあります。
たとえば、胸元が大きく開いたトップスや、背中が大きく開いたデザイン、ミニ丈のスカートやショートパンツなどは、カジュアルな場ではおしゃれでも、落ち着いたレストランでは視線を集めすぎてしまうことがあります。また、レースやシフォンの透け具合が強く、インナーがはっきり透けて見える服も、上品さよりもセクシーさが前に出てしまいがちです。
高級レストランや料亭では、「肌を出しすぎない」というのが基本的なマナーと考えておくと安心です。膝が隠れる程度のスカート丈、胸元や背中の開きが控えめなデザインを選ぶと、どの世代の方から見ても落ち着いた印象になります。露出を控え、素材やシルエットで女性らしさを表現するほうが、レストランの雰囲気にも自分の年齢にもなじみやすくなります。
サンダル・スニーカー・素足を避けるべき場面
足元も、レストランの服装マナーを左右する大切なポイントです。高級レストランや格式のあるお店では、サンダルやスニーカー、素足はNGとされることが少なくありません。特に、ビーチサンダルやスポーツサンダルのようにカジュアル度の高いものは、「くつろぎすぎ」「場にそぐわない」と見なされることがあります。
スニーカーは、近年ではきれいめなデザインであれば許容されるお店も増えていますが、コース料理中心の高級店や、ドレスコードを設けているレストランでは避けたほうが無難です。迷う場合は、つま先の閉じたパンプスやバレエシューズ、ローファーなど、きちんと感のあるデザインを選びましょう。
素足も、フォーマル寄りの場ではマナー違反とされることがあります。スカートやワンピースのときは、基本的には肌なじみの良いベージュ系ストッキングを合わせると安心です。オープントゥのサンダルに素足で、というスタイルは、リゾートやリゾート寄りのカジュアルなレストランにとどめ、ホテルダイニングや料亭では控えると失敗しにくくなります。
食事シーンで困る素材やデザイン
まとめ 迷った時の判断フロー
レストランの服装に迷ったときは、その場でゼロから考えようとせず、「順番にチェックする」だけにするとぐっと楽になります。次のフローをなぞるイメージで選んでいけば、大きく外れる心配はほとんどありません。
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店の雰囲気と価格帯を確認する
公式サイトや予約ページの写真・場所・予算感から、
「高級レストラン/ホテルダイニング/料亭」か「ビストロ・カジュアル店」かをざっくり判断します。 -
時間帯と同行者で“きれいめ度”を決める
ランチなら「通勤より少しきれいめ」、ディナーなら「そこから一段階アップ」が目安です。
会食なら落ち着いたセミフォーマル寄り、デートや友人との食事なら少し華やかさを足します。 -
コーデはまず「正解セット」から考える
迷ったら
- 膝下丈ワンピース
- つま先の閉じたパンプス
- 小さめバッグ
- ベージュ系ストッキング
を基準にし、パンツ派の方は「きれいめブラウス+センタープレスパンツ+パンプス」に置き換えて考えます。 -
最後にNGチェックをする
鏡の前で、
- 露出・透けが強すぎないか
- スカート丈が短すぎないか-
サンダル・スニーカー・素足が場に合っているか
- 座ったときや動いたときに困りそうなデザインや素材ではないか
を軽く確認します。
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この4ステップさえ押さえておけば、「レストランの服装」で大きく失敗することはほとんどありません。あとは、自分に似合う色やシルエットを少しずつ見つけていくことで、どんなお店にも自信を持って出かけられるようになります。
FAQ|レストランでの服装マナー
Q. レストランでの女性のドレスコードとは?
レストランでの女性のドレスコードは、店のランクとシーンを意識するのがポイントです。カジュアル店ならきれいめニット×スカートやワンピ、ホテルレストランなら膝丈ワンピやブラウス×テーパードパンツなど上品な装いを。露出は控えめに、小ぶりのアクセやバッグで華やかさを添えると好印象です。
Q. スマートカジュアルで女性がNGな服装は?
スマートカジュアルはドレスコードのひとつなため、ボディラインが強調されるセクシーな装いはマナー違反となります。また、肌の露出が多い服装もNG。胸元が大きく開いたデザインや極端に短すぎるミニスカートなども着用を控えましょう。
Q. フレンチレストランに行くときの女性の服装は?
女性の場合、エレガントなスーツもしくはワンポイントの入ったワンピースが好ましいでしょう。お店の雰囲気に合わせて、アクセサリーを着用して華やかさを演出するのも良いでしょう。靴は基本ヒールのあるものでコーデしてください。デコルテの見えるドレスを着用するのもグランメゾンではありです。
Q. フレンチレストランでのNG服装は?
高級感のあるお店では、サンダルやショートパンツ、スニーカー、トレーニングウェアのようなカジュアルすぎる服装は避け、女性はワンピースやスーツ、男性はジャケットを着用するのがおすすめです。お料理の香りを楽しめるように、過度な香水も控えましょう。
Q. ドレスコードなしのフレンチレストランの服装は?
ドレスコードの指定がない場合も、お店に合わせた服装選びを心がけましょう。カジュアルなお店を除いて、デニム、ハーフパンツ、サンダルなどの服装はマナー違反です。また、「スマートカジュアル」のように服装の指定が曖昧なときは、男性はジャケットと襟付きのシャツ、女性はワンピースを着用すると無難でしょう。
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