フロッキーとは|起毛で模様が浮き立つ仕組みと定番ドット
フロッキーとは|起毛で模様が浮き立つフロック加工の基礎と着こなし
フロッキーは、生地の表面に微細な繊維を静電気で植え付けて起毛させ、模様をふわりと浮かび上がらせる加工です。ベルベットのようなやわらかな手触りと、印刷では出せない奥行きが特長。なかでも定番のフロッキードットは、小さな粒が光を受けて陰影をつくり、上品さと可憐さを同時に添えます。近年はシフォンやチュール、サテン調の生地にも広がり、通勤からオケージョンまで活躍の幅が拡大しました。本記事ではフロッキーの仕組みと見え方、プリントとの違いを簡潔に押さえ、続いてシフォン袖、チュールスカート、サテン風ワンピースの実例で、取り入れ方と印象の違いを写真とともに確認します。
1.シフォン×フロッキー
袖の素材に注目してください。ぽつぽつとドット柄になっている点々、これがフロック加工によってつけられた細かな毛羽からなる点です。プリントと違い、ドットの表情がより表現されています。
2. チュール×フロッキー
ソフトチュールにフロック加工をしています。ウェディングなどのシーンで多く使われていた素材ですが、チュールスカートの流行とともに、フロック加工がされた生地を使用したものも多くみられます。エレガントさの中に、カジュアルさがプラスされて、日常に取り入れやすくなりました◎
3. サテン風×フロッキー
こちらはネイビー×ブラックの配色フロッキーです。さりげなく浮き上がるフロック部分がエレガントさを際立てますね。1とは異なり、透け感がない生地でのフロック加工はしっかりとして落ち着いた印象になります。
まとめ
フロッキー素材、見覚えありましたでしょうか?2021年、流行柄でもあるドット柄。プリントとはまた違う見え方になりますよね。花柄、チェック柄、、、様々な柄のフロッキー素材がたくさんあり、触り心地、立体感もそれぞれ異なります。ぜひ、市場でもチェックしてみてくださいね。
FAQ|フロッキー(フロック加工)の基礎と取り入れ方
Q. フロッキー素材とは何ですか?
生地表面の模様に合わせて極細の繊維を電気の力で植え付け、起毛させる加工です。フロック加工・静電植毛・起毛プリントとも呼ばれ、ベルベットのようなやわらかな手触りと、印刷にはない立体感が生まれます。
Q. プリントとの違いは何ですか?
最大の違いは質感と陰影です。フロッキーは微細な毛羽が光を受けて模様がふわりと浮き上がります。遠目でも表情が出やすく、近くで見ても粗が出にくいのが特長です。
Q. どんな生地と相性が良いですか?
シフォンやチュールなどの軽い生地では、ドットが浮かんで軽やかな表情に。サテン調や透け感のない生地では、表面が整い上品で落ち着いた印象になります。用途に合わせて選ぶと失敗しにくいです。
Q. フロッキードットはどんなシーンに向いていますか?
通勤では袖やスカートでさりげなく、オケージョンではワンピースで品よく。小粒ドットは甘さ控えめで上品に、やや大きめは華やかに見せられます。
Q. 季節感はありますか?春夏でも使えますか?
起毛といっても厚手とは限りません。春夏はシフォンやチュールで軽やかに、秋冬はサテン調やウール混で深みを楽しめます。通年で使えます。
Q. お手入れ方法を教えてください。
取り扱い表示に従うのが原則です。一般的には、裏返してネットに入れたやさしい洗いが安心です。中性洗剤を使い、脱水は短め、乾燥機は避けます。アイロンは当て布をして低温で軽く、スチームは浮かせがけにすると質感を保ちやすくなります。
Q. 毛抜けや摩擦は気になりますか?
強い摩擦は毛羽立ちや毛抜けの原因になります。リュックや硬いバッグとのこすれに注意し、着用後は軽くブラッシングして整えると長持ちします。保管はハンガーでゆとりを持たせると安心です。
Q. 体型が気になる場合、どのドットを選べば良いですか?
小粒ドットは視線を分散し、すっきり見えに寄与します。濃色地に同色系のフロッキーはコントラストが穏やかで、上半身に使うと着やせ効果が出やすいです。
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